今年の2月に、
くら寿司店内で
しょうゆ差しに口を付けて
ペロペロ舐め回し、
ゴクゴク飲むようなしぐさをカメラで動画撮影して
その動画を
ネット上に公開し。
一躍、
『しょうゆ差しペロペロ』男として有名になった男の
裁判が結審して判決が出たそうで。
小さく
ニュースになっていましたので、
関連するニュース記事にブックマークをつけてみました。
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でまあ、
くら寿司の醤油差しをペロペロした被告は
裁判の判決が出た後に、
報道陣の取材に応じて
「被害者をはじめ、たくさんの方に申し訳ない気持ちだ。
まっとうに働いて、くら寿司さんに賠償していきたい」と語ったそうな。
これは、
言葉通りに受け止めると
判決結果をそのまま受け入れて。
控訴はしない、という意思表明なのですかね。
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今回、
名古屋地裁が下した判決内容を見ると、
検察が出した、
威力業務妨害などの罪に対する懲役3年求刑について、
懲役3年、執行猶予5年。
執行猶予がついたものの、
懲役については減刑なしです。
これ、
執行猶予が付いたのは
おそらく被告が
この手の犯罪では初犯だったからで。
また
当時の社会的にも
この手の行為が犯罪になる、との自覚が
世間一般の社会認識として
まだまだ周知されていなかった、周知が足りなかった点が考慮されたからだと
思われます。
しかしそれでも
執行猶予として用意されている
1年から5年までの選択期間の中で最長の5年が選択されていますので。
情状酌量が考慮されてはいるものの、
かろうじて実刑を免れたともいえる判決です。
かなり重い量刑ですね。
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これ、
控訴して
高裁で裁判を受けなおしたら、
ひょっとすると
実刑判決が出るかもしれません。
そして、
今回
実刑一歩手前の厳罰判決が出た、という司法判断は
判例として記録が残りますから。
今後は、
この手のSNSバカッター炎上訴訟は厳罰化で進むと
思われますね。
今回の裁判では、
『仲間内だけに見せるつもりだった』
『悪ふざけが罪になるとは思わなかった』
という言い訳が社会的には通用しない、
という事実が
世間一般に広く周知されていなかった点が考慮されて
情状酌量の余地あり、とみなされたっぽいのですけど。
今後は、
訴えられて罪に問われる事実が積み上げられているのに
何も知らなかったでは通用しないぞ。
という
今回の判決は
そのような
裁判官からのメッセージにも思えます。
くら寿司迷惑動画投稿の男有罪 「まっとうに働き賠償したい」と反省の弁も
大手回転ずしチェーン「くら寿司」の名古屋市内の店舗で、しょうゆ差しに口を付けて飲んだかのような様子を動画撮影し、交流サイト(SNS)に投稿したなどとして、威力業務妨害などの罪に問われた吉野凌雅被告(21)に、名古屋地裁は13日、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。弁護側は、十分に反省し、日々仕事に励んでいるとして執行猶予を求めていた。
判決によると、吉野被告は別の男=保護観察処分=と共謀して2月、名古屋市中区のくら寿司店舗で動画を撮影し、SNSに投稿して業務を妨害するなどした。
判決後、吉野被告は報道陣の取材に応じ、「被害者をはじめ、たくさんの方に申し訳ない気持ちだ。まっとうに働いて、くら寿司さんに賠償していきたい」と語った。