TBSの名物番組、というか。
ネット界隈では、
『TBS偏向番組の代表格』として知られている
『サンデーモーニング』で、
これまで
たびたび暴言、失言を繰り出してきた
舌禍コメンテーター張本勲氏が、
今回の
東京五輪を取り上げた番組内で
またも
ヤラかしました。
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女子フェザー級で入江聖奈選手が金メダルを獲得したことに、
『女性でも殴り合いが好きな人がいるんだね。
見ててどうするのかな?
嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。
こんな競技好きな人がいるんだ』
などと
暴言コメントを付けて
大炎上。
単に
視聴者からの抗議だけでとどまらず、
日本ボクシング連盟が
正式な抗議文を出す、
という大問題に発展。
TBSと番組スタッフは
大慌てしたのか、
謝罪文を発表。
張本氏ご当人も続いて
謝罪の気持ちを表明したものの……
『言っている内容が意味不明』
『謝罪になっていない』
として、
さらに炎上するというw
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私的には
今回の暴言騒動は、
これまで張本氏が
何度と繰り返されてきた出来事と
だいたい
同じ経過を辿っているので。
謝罪文で出てきた言葉の内容も、
これまでの
張本氏の態度そのまんまですしw
平常運転ですよねぇw
いまさら
どうにもなんらんだろw
とか感じています。
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この件から
森前五輪組織委員会会長が炎上した件と
同じ臭いを感じるんですヨ。
圧倒的な
『昭和一ケタ感』というか。
『モーレツ化石世代』というか。
今更
生き様変えられません、みたいな。
そんな
オーラをビンビン感じるのですヨ。
日本ボクシング連盟が張本氏の「サンデーモーニング」に抗議文 発言巡り
日本ボクシング連盟の内田貞信会長(47)は11日、野球評論家の張本勲氏が出演したTBS系「サンデーモーニング」に対して、抗議文を送ったと発表した。
同氏がリモート生出演した8日の放送で、東京オリンピック(五輪)の女子フェザー級で入江聖奈が金メダルを獲得したことに触れ、「女性でも殴り合いが好きな人がいるんだね。見ててどうするのかな? 嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ」とコメントしていた。
内田会長は「ボクシングを愛している方々のために、女性のボクサーのためにも誤解されたくない。抗議文を出させていただきました」と説明。10日に発送しており、「もう少し理解をもって女性ボクサーを見ていただきたい。入江選手、(女子フライ級銅メダルの)並木選手も礼儀正しく、気配りできる人格を持った選手です。誰に対しても模範となるような女性ですので、ボクシングを理解していただき、サンデーモーニングさんにはスポーツの楽しさや価値観を伝えてもらえるように要望したい」と述べた。
これがTBS「サンモニ」と張本氏の謝罪文の全文!…五輪女子ボクシング“蔑視発言”を巡る大御所の反省談話にネットはさらに炎上
日本ボクシング連盟は12日、東京五輪の女子ボクシング、フェザー級で日本女子として史上初となる金メダルを獲得した入江聖奈(20、日体大)についてTBSの情報番組「サンデーモーニング」内でコメンテーターの張本勲氏(81)が「女性及びボクシングを蔑視した」と取られる発言をした問題についての謝罪文をTBSから受領したことを発表した。張本氏は、8日放送の同番組内で、「女性でも殴り合い好きな人がいるんだね。どうするのかな、嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合って、こんな競技好きな人がいるんだ。それにしても金だから、“あっぱれ”をあげてください」と発言。
この「女性及びボクシングを蔑視した」と取れる発言に対して同連盟は10日付でTBSの佐々木卓社長宛で「ボクシング競技が単純な暴力的な殴り合いではないこと、技術を駆使した競技であることをご理解いただき、また女性だからそんな競技に取り組むべきではないという多様性を否定するような番組内でのご発言を、視聴者の皆様に対して訂正をしていただきたく文書を発させて頂きました」と、謝罪ではなく発言内容の訂正を求める抗議文を発送していた。
TBSは「真摯に対応させていただきたい」と返答していたが、12日付で、発言に至る経緯説明と、張本氏自身の反省コメントを添えた謝罪文を同連盟に送付した。
謝罪文は、TBSテレビ報道局「サンデーモーニング」 制作プロデューサーの金富隆氏の名前で、日本ボクシング連盟の内田貞信会長宛に『サンデーモーニングでの張本勲氏の発言について』という題目をつけて出されたもので、以下がその全文。◇ ◇
私どもが放送している「サンデーモーニング」8月8日放送での張本勲氏の発言に関し、貴連盟より遺憾の意を表す書面を拝受いたしました。 張本氏の発言は、オリンピック女子ボクシングフェザー級の入江聖奈選手(日本体育大学)が金メダルを獲得したことについて、日本中が沸き立つ快挙であり、この目覚ましい成果に対し「あっぱれ」との賛辞を贈り、称賛することが本意でした。しかしながら、張本氏の発言の中には、ご指摘のように「女性及びボクシング競技を蔑視した」と受け取られかねない部分があり、これについては本来であれば番組内で対応すべきでした。当番組として、不快に思われたボクシング関係者や視聴者の皆さまに誠に申し訳なく存じます。 今回の発言について、張本氏は、次のように述べています。
「私は元々ボクシングが大好きで、白井義男さんやファイティング原田さんが世界チャンピオンになった時に、飛び上がって喜びました。今回、入江選手が金メダルを取った時も、飛び上がって喜んでいました。今回の私の発言は言葉が足りませんでした。入江選手の快挙を称えると共に、自分も金メダルを取れるのではと思って、ボクシングをやる女性が増えてほしいということを本当は言いたかったのです。言葉足らずで反省しています」
私どもとしては、コメンテーターの発言も含め、番組の姿勢が「多様性を否定する」 かのように受け止められることのないよう、一層留意しながら番組作りを進めて参ります。
「女子競技は男子競技以上に、安全面に配慮されている」との貴連盟のお考えについて理解を深めながら、今後ともボクシング競技をはじめとするスポーツの素晴らしさを伝えて参りたいと存じます。ご理解を賜れば幸いに存じます。
連盟の抗議文は佐々木社長宛で出されていたが、謝罪文の差出人には連名でも社長の名前がなかった。TBSのトップが管理責任を逃れ、現場の番組制作サイドに責任を押し付けたと取られてもおかしくない形になっているが、この謝罪文で連盟側は納得。
「当連盟からの抗議文に対して、内容を十分に汲み取った、迅速かつ真摯な対応をして頂いたと思います」と、理解を示すコメントを発表し、「当連盟は、今後も各メディアと協力し、ボクシング競技と選手たちの魅力を伝えていきたいと思います。皆様の温かいご声援をよろしくお願い致します」とした。
だが、ネット上は、この謝罪文の内容を巡って大炎上。「火に油を注ぐ」状態となっている。一報を報じた記事のヤフーのコメント欄には1万件を超えるコメントがついている。“ネット民”の批判の的となったのは、張本氏の「言葉足らず」という釈明部分。ヤフーのコメント欄では「言葉足らずではなく言葉が過ぎた」「言葉足らずの一言で済ますことができない」「張本氏は問題の本質を理解しているのだろうか」「見苦しい言い訳」「このコメントと放送中のコメントがつながらない」などという厳しい意見が多く、張本氏の「反省コメント」に対し「あっぱれ!」ではなく「喝!」の声がほとんどを占めた。
東京五輪・パラリンピック組織委員会会長だった元総理の森喜朗氏が「女性蔑視発言」で辞任に追い込まれた事例に重ね、番組の打ち切り、あるいは、張本氏の降板を求める意見も少なくなかった。
放送内のコメントと「ボクシングをやる女性が増えてほしいということを本当は言いたかったのです」という説明は、とうてい結びつくものではない。
しかも、張本氏は、故・白井義男氏やファイティング原田氏の名前を出しているが、2人はプロボクシングの世界王者であり、アマチュアボクシングとは似て非なるもの 。プロとアマではルールもラウンド数も計量日時も違い、世界ベルトの価値と金メダルの価値は比較できるものではない。日本でただ一人、その両方を手にしているロンドン五輪金メダリストで、現WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(帝拳)は、「客観的な価値観で言えば世界ベルトより金メダルが上。でも主観的な喜びで言えば金メダルより世界王者が上」と語っていた。
張本氏が「反省コメント」の中で例に出すべき名は白井氏や原田氏ではなく、57年前の東京五輪のバンタム級で日本人初の金メダルを獲得した桜井孝雄氏や1960年のローマ五輪で銅メダルを獲得した田辺清氏だったのだろう。野球界の大御所である張本氏のアマチュアボクシングに対する理解と認識の浅さを示す「反省コメント」だが、何も競技に対する知識不足は悪いことではない。ただ、その本質を知らない競技であるのならば公共電波にのって視聴率を稼ぎ、影響力がある番組内の言葉は慎重に選び配慮すべきだった。張本氏が金字塔を残した野球界のプレーの拙さやチームの負けに「喝!」とやるのとはレベルの違う話である。多様性が尊重される時代なのだ。
また、この謝罪文は、あくまでも日本ボクシング連盟に向けて出されたもので、15日の番組内で発言に関する説明及び謝罪が行われるかどうかも明らかにされていない。同連盟が発言の訂正を求めたのは番組の視聴者に対してなのだ。
制作プロデューサーも「本来であれば番組内で対応すべきでした」との反省を口にしているが、番組内で張本氏の「女性及びボクシングを蔑視した」発言を正すような姿勢が、MCの関口宏氏や他のコメンテーターになかったというのも問題だ。
「サンデーモーニング」がワイドショーと一線を画す情報番組を目指しているのかどうかは知らないが、番組そのもののリテラシーの低さをさらけだすことになった。日本ボクシング連盟に、これ以上ことを荒立てる考えはなく、この問題はこれで一件落着となったが、異例の抗議文の意義と、日本ボクシング連盟がここまで積み重ねてきた努力を「サンデーモーニング」の現場だけでなく統括するTBSのトップが深く問い直すべきだろう。
(文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)