kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

行ってきました。ビビりました ―― 皇居乾通り一般公開について

平成最後の皇居公開――は、多分来年の新年一般参賀になると思うのですけども。
秋季一般公開は、たぶんこれが平成最後だと思うので。
行ってきました。
仕事も一段落して、
それなりに時間ができましたし。
地下鉄の日比谷駅で降りて、
そこから徒歩で坂下門前の一般公開入場口から。
手荷物検査とかボディチェックを受けて、
皇居の中の公開ルートを歩いて、
まずは乾門から退出。
そこから半蔵門の方へ抜けて、
堀の外を桜田門前を通り過ぎて、
グルッと回って、
もう一度坂下門前まで戻って。
再度入場。
今度は皇居東御苑側の出口から出て、
天守台を見学して、
本丸跡などを見て回り、
大手門から退出しました。
だいたい午前1時から午前3時半くらいまで。
期間限定で一般公開されていた参路は
だいたい歩いて30分くらい。
皇居の一般公開に参加したのは、
これが初めてだったのですけど……なんというか。
『ファンタジー』としか言い様がない体験でした。
なんというか。
東京のど真ん中、
高層ビル街のすぐ隣に、
中世時代そのままの『生きた城』が現実に機能している……という。
そういう空間を目の前にして。
物凄いカルチャーショックを受けました。
私も、
これまで生きてきて、
『城跡』は色々見てきました。
手近なところで『小田原城』とか。
修学旅行では『大阪城』にも行きましたし。
『二条城』も見ましたし。
青森の『弘前城』にも行きましたし。
名古屋城』も遠くから見たことありますし。
それなりの数は見てきましたけど。
まったくそれらとは別次元の体験でした。
まず驚いたのは、
当たり前のように、
城の中に(今は皇居の中に、と言うべきなんですけど)車が出入りしているんですよ。
タクシーとか黒塗りのハイヤーとか
宅急便みたいなトラックとか、
観光バスとか。
信号待ちで止まっていた車列が、
堀にかかった橋を渡って城門の中へ入って行って。
門の中から当たり前のように出てくるんです。
こんな光景は、ほかの城跡で見たことはありません。
そして、
私も城門の前に用意された入場口から、
検査を受けて中に入っていったのですけど。
とにかくデカい。
スケールがデカいですよねぇ。
一般公開参加者の入場受付となっていた、
坂下門前の西の丸下。
この敷地の広さだけでも、
『小学校』がグラウンド含めて楽々収まるくらい広い。
数百人以上が余裕で整列できます。
千人でも収まるんじゃないだろうか。
当然、
城門も巨大です。
周りを囲む堀も巨大です。
石垣も巨大です。
グーグルマップなど見てみても堀幅がざっと数十メートル。
宅地が数区画すっぽり堀の中に沈んでしまうくらい。
城門なんか、どうみても三階建て家屋並。
浅草寺の雷門よりも巨大です(大手門とかだと)。
4tトラックも余裕で通れます。
そんな巨大な門の中に入ると……
デーンと正面に見える建物が『宮内庁』でした。
今回
秋季公開された巡回路は、
蓮池濠の隣の通路をまっすぐ抜けて
そのまま乾門から退出する。か、
途中で右に折れて西梗門跡を抜けて東御苑へと退出するルートで。
皇居御殿の正面に出る二重橋ルートとは別になります。
その坂下門から続く通路の道幅も、
これまた広くて、
人が10人横に並んでも
まだまだ余裕があります。
歩いていて、
『城ってこんなに巨大な物なのか』と。感動しますよ。
NHKが毎年作っている大河ドラマが、
いかにチープな偽物なのかを知って愕然とします。
本物のスケール感そのままで作ったら、
多分、
画面に映る人間は豆粒程度にしかならないでしょう。
そんな風に、
豆粒なみの人間と、
まっすぐに続くアスファルト通路の隣に、
芝生と、
手入れをされた松並木とかの庭園が続く中、
その所々に、
白塗りの壁に瓦屋根をかぶせた櫓が見えて、
その背後には、ざっと100メートルは離れているだろう向こうに
巨大な高層ビルが並ぶ現代都市の街並みが見えていて。
こんな場所が、
東京のど真ん中に鎮座していて、
そこには今も王族が住んでいて、
役人が毎日働いている。
なんというか、
こんな空間は、
世界中探しても他にはないだろうなぁ。
一番近いイメージで、
北京のど真ん中にある『紫禁城』とか。
あそこも、
現代都市の大都会のど真ん中にある巨大城なんですけど。
あそこは、
今は博物館になってしまって、
『城』としては機能してませんし、
王族は住んでいませんから。
そんな風に考えると、
日本という国は『クレイジー』というか。
日本人、って。
とんでもない型破りなことをやっているんだなぁ。と。
あらためて思い知った次第です。
そりゃあ、
外国人が見たらビビるよ。
アメリカ人とかの感覚で言えば、
ニューヨークのセントラルパークの3分の1が
そのまま王族の宮殿になっていて、
そこで今も王族が暮らしていて警護されながら生活している……とか。
そんなイメージそのままだもの。
自分で書いておいてなんだけど……
ちょっと『先進国』とかでは、ありえないですよね。
どこぞのアラブの王様の話なら、
まだ納得できますけど。

 日本ってやっぱり変な国なんだなぁ。

まるでおとぎ話みたいです。

 

http://www.kunaicho.go.jp/event/inui.htmlwww.kunaicho.go.jp

 

平成30年11月12日
宮内庁

平成30年12月1日(土)から12月9日(日)までの9日間,秋季皇居乾通り一般公開を実施します。

各日,入場時間は午前9時から午後3時までとし,皇居坂下門から参入,皇居乾門から退出,又は皇居東御苑の大手門,平川門若しくは北桔橋門から退出となります。

詳細については,下記の実施要領を参照願います。

皇居乾通り一般公開は,平成26年に,天皇陛下の傘寿を記念して,初めて春季と秋季に実施したもので,大変好評であったことにかんがみ,平成27年秋季から,毎年春季の桜の時期と秋季の紅葉の時期に実施しているものです。

 

 

 

それで、最後に付け加えておくと。

これだけの体験ができて、

それなのに、入場するのに料金がかからないとか。

すごいよなぁ。

全部これ、国民の税金で賄われているですよ。

日本国民って『太っ腹』というか。

まあ、

私的には、今のまま続けてほしいんですけど。

また機会があったら行ってみよう。