kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

厳しいなぁ…… ―― JR函館線、小樽―長万部の廃線決定

新型コロナ関連のニュースを検索していたら、
ニュースの見出しに
懐かしい地名を見つけたので。
ブックマークをつけてみました。



ニュースの内容は、
と言いますと。
JR北海道が運行している北海道の鉄道路線の中の
函館線について。
小樽から長万部区間廃線にする、
という。
まあ、
北海道ローカルなニュースです。
北海道以外の人だと、
ブックマークをつけた記事の中に出てくる
長万部とか倶知安とかの地名を並べられても、
『なにそれ何て読むの』ってなりそうな話題です。
ちなみに、
長万部=おしゃまんべ、
倶知安=くっちゃん、
と読みます。
北海道の地名って、
アイヌ語の音に漢字を無理矢理当てはめているので、
そのままスラッと読めない
地名が数多くあります。
留辺蘂=ルベシベ、
とか。
富村牛=トムラウシ
とか。
最近だと、
漢字表記では読みにくいので
もっぱら
カタカナ表記で使っていたり。



って、
ちょっと話がそれてしまいましたけど。
今回ニュースとして取り上げられた
既存鉄道路線廃線については、
まあ、
北海道人なら
かなり以前から耳にしている内容なので。
読んでいて
とても懐かしくて
思わず、
昔を思い出して浸ってしまいました。
このての、
JR北海道廃線話って。
昭和の終わり頃、
1987年に国鉄からJRへ移行して。
そこから
数年経って平成になった頃には、
バブルが崩壊。
JR北海道の資金繰りも一気に悪化して、
その時点で
将来的な見通しとして。
すでに
あれこれ噂話として市中に流れていました。
これはもう、
小難しい資料なんかまったく必要なくて。
電車を使っていれば、
どの時間帯でも
それなりに客席が埋まるのは
札幌-千歳間と札幌-小樽間だけで。
それ以外の路線では、
1両に数人乗っていれば、
かなりマシな状態。
だいたいの時間はガラガラ。乗客の姿を見かけませんから。
朝夕の通勤時間帯だけ埋まります、とかね。
そういう状況ですから、
『これを民営化にして大丈夫なのか』と、
国鉄を解体した当初から
そういう話が切っても切れなかったんですよ。



それなら
朝夕の人が乗る通勤時間帯だけ
電車を走らせればいいじゃないか。
とか、
その手の素人意見が出てくるんですけど。
それだと、
線路の保守管理費を
まったくペイできないんですよね。
維持費が大きすぎて赤字になる。
これは、
北海道の場合、
広大な土地にポツンポツンとかなり離れて
駅が点在していて。
路線を維持するには、
長い線路が必要になるので。
その分、維持費が跳ね上がります。
これが
バス事業なら、
道路の維持管理は、
国とか都道府県各自治体の仕事ですから。
バス会社は人件費と車両の維持費とかだけの負担で済むのですが。
鉄道の場合、
線路の保守管理も鉄道会社でやらなければならないので。
バス事業に比べて、
設備投資維持費がバカでかいんですよね。
しかも、
客がいなくても線路は維持しなければならない
『固定費』ですから。
持っているだけで金がかかります。
なので、
かなり早い時期から、
それこそ
世の中が平成になった頃には、
JR北海道から
自治体に、
路線廃止、バス事業への転換の打診がありました。
といっても、
今すぐ廃止するとか、
そういう話ではなくて。
国鉄民営化後は、
何年かは路線を現状維持するって約束になっていましたから。
当座の問題ではないけれども
その先、
将来的に考えなければならない
避けては通れない問題なので。
市民生活に
どのくらいの影響が出るのか。
生活を維持するためには、どの路線が必須なのか。
それを、
自治体の方でも調査、検討してほしい。
って具合でしたけど。



そんな話が
世の中に……といっても北海道ローカルにですけど。
出回ってから、
もう30年以上が経ったんですねぇ……

 

 

 

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JR函館線、小樽―長万部廃線決定 北海道新幹線延伸で

令和12年度末予定の北海道新幹線の札幌延伸に伴い、JR北海道から経営分離される並行在来線の函館線小樽―長万部(140・2キロ)の廃線を巡り、沿線9自治体と道は27日、倶知安町で協議を開き、バス転換することで合意した。同区間廃線が決まった。
 今後は鉄路に代わるバスの利便性向上や運転手確保、ルート選定に加え、交通拠点の整備などが課題になる。複数の自治体はバス転換時期の前倒しを要望した。
 道の柏木文彦交通企画監は「交通の確保は何よりも大事。鉄道と同等か、それ以上の利便性を確保するよう協議していきたい」と話した。
 道と沿線15自治体は函館線の存廃について、小樽―長万部長万部―函館(147・6キロ)の二つに分けて協議。小樽―長万部のうち余市長万部(120・3キロ)は2月に、小樽―余市(19・9キロ)は今月26日にそれぞれ廃線で合意していた。長万部―函館は議論が進んでいない。