前代未聞の山火事発生から、
すでに1週間以上が経過して
死者は100人を超えて
いまだに
1000人以上の人が行方不明のまま
捜索が続いている
ハワイ・マウイ島の山火事。
昨日の与太書きでも
この件に関するニュースを取り上げましたけど。
端から見ているだけの
野次馬の目には、
責任のなすり付け合い、にしか見えない
事態になってきました。
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なんというか、
今回の山火事について。
電線が切れたけど送電停止しなかったり、
避難警報が発せられなかったり、
色々な局面において
様々な落ち度があったと思いますよ。
でも、
それを切り取って、
『人災』的に批判するのは、
やはり
誇張しすぎ、というか。
そこまで言ってしまうと
事実をねじ曲げた虚偽になるだろう。と、
私的には、
この件を
そのように感じています。
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というのも、
今回の歴史的な自然災害になってしまった、
ハワイ・マウイ島の山火事に関して。
その
問題の中心は
やはり
ハリケーンがもたらした強風の影響、
風に乗って、
炎が秒間数メートルの勢いで燃え広がっていった、
これを抜きにして
今回の災害級山火事は発生しませんでした。
極論をしてしまえば、
ハリケーン級の強風に乗って燃え広がった
山火事の勢いに
現場の対応が追いつかなかった。
適応できなかった。
というのが、
今回の山火事災害の本質ですよね。
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この後、
同様の状況において
住民の避難を万全のものとし、
山火事被害を削減するために
今回の災害に対する
各部署の対応が適切だったかどうか。
不足していた点はどこなのか。
今後何が必要なのか。
検証をすすめて問題点を洗い出し
改善することは必要だと思いますけど、も。
それを
魔女狩りの場として。
責任を押しつける相手を探すのは、
根本的に間違っていますよね。
被害が拡大した主因が
ハリケーン級の強風であった事は
誰の目にも明らかです。
そこを抜きしての責任論は
危うく、
事実をねじ曲げかねません。
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この件に関して、
アメリカの
最近の報道は
かなり感情的になっているので。
それに軽々しく同調するのはどうかなぁ……
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ちなみに
ブックマークを付けた記事が
アメリカの報道に引きずられるとは見ていません。
「サイレンは津波用、あえて鳴さなかった」マウイ火災
ハワイ・マウイ島の山火事で、警報サイレンが鳴らなかったことが被害拡大につながったとの批判について、地元の防災当局は、サイレンは津波用で、あえて鳴さなかったと説明しています。
マウイ島の山火事ではこれまでに111人が死亡し、警報サイレンが鳴らなかったことで人々が逃げ遅れ、被害拡大につながったとの批判もでています。
防災当局の担当者は16日、サイレンは津波用だとした上で、高台に避難するよう訓練を受けている住民は、より危険な状況に陥った恐れがあると説明しています。
防災当局担当者「もしあの夜、サイレンを鳴していたら、人々は山側に逃げていたかもしれない。つまり火の方向に向かうということだ」
防災当局の担当者は、サイレンを鳴さなかったことについて「後悔していない」と述べ、対応は間違っていないとの認識を示しています。