kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

官邸ドローン問題について――

そろそろ事件が発生してから1週間ほど経つのですね。
時が経つのは早いモノで。
ネタとしては、旬を過ぎてしまったのか、
犯人が自首してきたために、騒動も一段落してしまったためか、
メディアからはすでに捨てられてしまっていますけども。


首相官邸にドローン ヘリポートに墜落か確認急ぐ - 産経ニュース 首相官邸にドローン ヘリポートに墜落か確認急ぐ - 産経ニュース

2015.4.22 12:01更新
首相官邸の屋上に落下したとみられる無人小型機「ドローン」(左の段ボールの下)=22日午前


 22日午前10時半ごろ、東京都千代田区永田町の首相官邸の屋上ヘリポートで、小型の無人飛行機「ドローン」があるのを官邸職員が発見、警視庁に通報した。ドローンには小型カメラや発煙筒のようなものが積まれおり、警視庁は何者かが意図的に敷地内に侵入させた疑いもあるとみて捜査を始めた。
 警視庁によると、発見されたドローンは1機。直径約50センチで、プロペラが4枚ついたヘリコプター型だった。発見当時は横転などはしておらず、通常の着地のような状態だったという。
 カメラや発煙筒のほかペットボトルのような容器も積まれていた。容器は直径3センチ、高さ10センチぐらいで小豆色のプラスチック製とみられ中身の確認を急ぐ。
 これまでに官邸関係者が侵入や墜落の様子を目撃したとの情報はなく、犯行声明などもないという。けが人や建物の破損なども確認されていない。安倍晋三首相は外遊中で不在だった。
 ドローンは各分野で活用が進むが、フランスでは昨年以降、大統領府周辺などで不審な飛行があり、今年1月には米国のホワイトハウスで墜落。日本国内では特化した法制が未整備でテロへの悪用などに懸念が強まっていた。

【官邸ドローン事件】「飛ばしたのは俺だ」…迷彩服姿で容疑者出頭 「福島の砂」「コントローラー」も持参 警視庁公安部会見(1/4ページ) - 産経ニュース 【官邸ドローン事件】「飛ばしたのは俺だ」…迷彩服姿で容疑者出頭 「福島の砂」「コントローラー」も持参 警視庁公安部会見(1/4ページ) - 産経ニュース


2015.4.25 13:49更新
移送のため福井県警小浜署を出る山本泰雄容疑者(中央)=25日午前9時7分


 首相官邸にドローンを飛行させた威力業務妨害事件で、警視庁公安部は25日、記者会見し、山本泰雄容疑者(40)の逮捕を発表した。主なやり取りは以下の通り。


ブログと山本容疑者は同一と認識

 −−認否は
 「犯行を認める旨の言動がある。逮捕時は無言であったと承知している」

 −−(容疑を)認める言動は逮捕前か
 「(24日夜)小浜署に出頭時に、『官邸にドローンを飛ばしたのは俺だ』との言動がある」

 −−無言というのは黙秘ということか
 「そういうことではないと認識している」

 −−所持品は
 「出頭時には(ドローンの)コントローラーようのものなどを確認しているが、押収の手続きをとっていないので詳細は差し控えたい」

 −−(官邸サンタの名前で投稿している)ブログについては把握しているか
 「ブログの存在は把握している。ブログの内容については被疑者の供述と整合していると認めている」

 −−自分のブログだと言っているのか
 「ブログについて被疑者は、同ブログの投稿者の『官邸サンタ』だと認めている」

 −−投稿者と被疑者は同一人物か
 「そのようにみている」

 −−再稼働反対の脅迫文のようなものもブログにあるが
 「記載内容は把握しているが、実物は確認していない」

 −−(ドローンに搭載された)容器の中に入っていたのは土か砂か
 「目視では砂ようのものに見えた。今後茶色い容器の内容物は鑑定する」

 −−内容量は
 「相当量あった」

 −−(ブログに記載のある)100グラムぐらいか
 「そのような記載は承知している」

 −−それぐらいの量でいいか
 「砂の重さについては精査する。大きく矛盾するものではない」

 −−4月9日午前3時半にドローンを飛ばしたという記載は
 「確認しているが、本人の言動でも4月9日午前3時半ごろに行ったとしている」

 −−出頭した理由は
 「今後の捜査で明らかにしたい」

 −−反省の弁は
 「確認していない」


「犯行は1人」と供述

 −−極左などの活動歴や公安部で把握していた人物か
 「共犯者や組織性の有無は今後の捜査。現段階で組織性、共犯性は確認できていない」

 −−1人でやったのか
 「本人も1人でやったとしている」

 −−無職だが、その前はどんな仕事に就いていたのか
 「今後の捜査で明らかにする」

 −−家宅捜索に本人は立ち会わせるのか

 「本人の立ち会いは考えていない」

 −−家族関係は? 1人暮らしなのか

 「差し控えたい」

 −−威力業務妨害の起点が3月22日になっている理由は。どんな業務を妨害したのか
 「首相官邸の屋上にドローンがなかったことが明確に確認されているのが3月22日。ドローンの発見にともない、官邸職員が対応しなければならなかったことにより、業務が中断されたことが業務妨害にあたる」

 −−ブログには駐車場からドローンを操作したとの記述があるが
 「ブログの記載については承知している。具体的事実関係については今後捜査を進める」

 −−放射線はドローンに付属した容器にあった土から検出されたのか
 「土の入った容器から検出されたのが確認されている。詳細は鑑定中」

 −−本人は原発の何に反対しているのか。ほかに反対運動などにも参加しているのか
 「原発に反対している旨の言動はブログにも記載があり、本人も供述している」 

 −−福井県にはもともと居住していたのか
 「今後捜査で解明する」


ブログの存在は「今日確認」

 −−出頭時の服装は
 「迷彩服の上下を着て、ドローンのコントローラーと砂を少量、所持していた。砂は福島県などから採取したとみられる」

 −−ブログには昨年12月にもドローンを飛ばそうとしたとの記述があるが事実か
 「昨年末にも官邸に行き、ドローンを飛ばそうとしたが、断念したと供述している」 

 −−ブログの存在はいつ把握したのか
 「昨日、山本容疑者が出頭し、ブログの存在を把握したのは本日」

 −−ドローンに記憶媒体は搭載されていたのか
 「ドローンについては昨日、検証を実施した。今後、鑑定を進める」

 −−出頭時の様子は
 「犯行を認めており、ブログ記載通りの供述をしている。ことさら特異な動向は承知していない」

 −−ドローンに発煙筒を乗せたとブログにはあるが
 「ブログの記載は承知している。ドローンには発煙筒のようなものが搭載されていた。今後、捜査で明らかにする」

 −−山本容疑者は職務上、ドローンの操作に精通する立場にあったのか。なぜ仕事を辞めたのか。今回の事件は関係しているのか
 「今後、捜査を進める」

 −−ブログでは警察の発見が遅かったとの記述があるが、そういった言動をしているか
 「確認していない」

【新報道2001抄録】自民・小野寺五典氏 ドローン侵入「恥ずかしい盲点だった」 - 産経ニュース 【新報道2001抄録】自民・小野寺五典氏 ドローン侵入「恥ずかしい盲点だった」 - 産経ニュース

2015.4.27 01:47更新
.

 自民党小野寺五典(いつのり)政調会長代理が、首相官邸に小型無人飛行機「ドローン」が侵入した事件や高齢者の住宅問題について語った。

 −−官邸へのドローン侵入で危機管理が問われた
 「正直、お恥ずかしい盲点だ。たまたま官邸見学で屋上ヘリポートに行き、見つかった。官邸の屋上は議員会館の側からだと見えるはずだ。私も含めて、足元を常に確かめることが必要だと思う。警察もどういう形でこういうものを防ぐかは一つの課題だ」

 −−東京MXテレビが飛ばしたドローンは英国大使館に落ちた。皇居にドローンを飛ばそうとした人もいた。国民の危機管理への意識が低すぎる
 「北朝鮮が韓国の青瓦台(大統領府)に無人機を飛ばし撮影したのが見つかったように、小さな技術で大きな情報を得られることへの対応も重要だ」

 −−高齢者が使わなくなった住宅を世界からの旅行者らに貸し出すのは、空き家対策になるのでは
 「五輪や大イベントで一時的に貸し出し、活用するのは必要だ。昔より苦学生も多く、下宿で貸し出すなどの工夫も大事だ」

 −−国は集合住宅より一軒家に住む人向けにも高齢者対策をシフトすべきでは
 「今、その方向で考えている。住み慣れた家に住み続けて医療、介護サービスを受けられる方がいい」

 −−高齢者の孤立を防ぐには
 「人とのつながりが一番大事であるし、一人一人が生き方を見つめ直すのが必要だ」

ドローン規制について、あれこれ騒がれていますけども。
私として気になっている点は、そちらではなくて。今回の事件を起こした犯人の思想的背景の方で。
ネットで情報をあさってみたのですが、今のところ、何かの組織に所属していた。というような情報は流れていません。
ブログなどで犯行を公開したりしているのですけど。
ブログの記事には個人の行動について以上の事は書いていないようですし。
ということは、社会に不満を持つ一般市民が、思想的な背景を持っていない一般人が、
自分の意志でテロ活動に至った、ということになるのでしょうか。
これは大変ゆゆしき事態です。
ざっくりと乱暴に書けば、大規模なテロ活動が発生する素地が今の社会に、すでにできあがっている状態、だと言えます。
現状では、これらの『不満分子』かなり過激な言葉ですけども。現実に即して表現するとそうとしか言いようがないのですが。
これらの人達を糾合する、組織が存在しないために。大事件に発展していませんが……
……と言っても。それは表に見えていないだけ。という事も十分に考えられますので。
政府が慌てて「ドローン規制」にかこつけて。治安維持強化のための立法に走る気持ちも良く判ります。
とくに、
既に10年が経過した、世界史上でもまれなテロ事件、「地下鉄サリン事件」について。
これが発生したのは非自民系連立内閣が倒れた直後でした。
この点、今の社会状況に通じる点があります。
政府も、オウム真理教の後継団体への監視を強める、とか。
共産革新系の過激派の拠点手入れ、逮捕を大規模に行う、とか。
テレを警戒して、いろいろと手を尽くしていたはずです。
(京大寮への家宅捜索も、この流れの一環)
ところが、まったく想定しないところから責められて。
これまでの常識ではまったく対処できていなかった事が明らかになってしまいました。
つまり、今の治安維持体制では、
次のテロを防ぐことは出来ない、のが。今回の事件で明らかになってしまったのです。
これは、政府、もっとはっきり言えば公安関係者にとっては
相当な衝撃だと思います。


ただ一方では、陰謀説もあって。
治安維持に思い切った行動に出るために、あえてテロを見逃して。世論を喚起した。
という噂もあります。
実際、今回の犯人は『脅威度』としては、ブログに素直に犯行を書き込んで『愉快犯』としての存在が際立っていて、
ほとんど人畜無害レベルですし。
果たして、真相はどうなのでしょうか……